2011年3月25日金曜日

生命保険と地震保険

3/25(金) 日経平均株価 9,536円で終了! 前日比 101円高

 昨夜のNYダウは相変わらず強く84ドル上げて、12,170ドルで終了した。それを受けて本日の日経平均も堅調に推移した。ニュースとしては、またここにきて原油価格が上昇しており、3/24日の石油情報センターの発表によると、レギュラーが全国平均で151.2円、前週比で2.7円の上昇となっている。また、灯油の店頭価格も18リットル1,666円で54円の上昇と厳しい状況が続ている。リビア情勢の混乱の影響等で原油価格の高騰が大きいため、この状況はしばらく続くとみられ、先行きの不透明さが価格に反映しているといえるだろう。原油価格高騰は、企業業績にマイナスに作用するため、早期の低価格安定を願いたいところである。

 ところで東日本大震災に関して、生命保険各社は被災して行方がわからず、死亡したとみられる場合、死亡保険金を支払う方針を固めたとのこと。遺体未発見でも保険金は支払われるということである。行方不明者は1万7,000人超に上っており、遺体が見つからないケースも予想されるためだ。生保業界は、死亡診断書などがなくても保険金の支払いに応じる異例の措置をとり、残された被災者らの生活再建を支援する考え。1995年の阪神大震災では、生保会社による保険金の支払総額は483億円だったが、今回はこれを大幅に上回り、過去最大規模になる見通しである。
 また、地震保険※についても支払いは額は1兆円程度と見込んでおり、過去最大規模となる模様。本日までに14万件の支払い請求があり、阪神大震災のときの6万5,000件、783億円の2倍を上回っている状態である。いかに今回の被害規模が大きいかがわかる。阪神大震災とは異なり、津波による家屋破壊の数が多かったといえるだろう。

 ※地震保険とは、火災保険に付加して加入するもので地震保険のみの加入はできない。地震や津波、噴火などによる住居の損害を補償対象としている。保険金額は、火災保険の30~50%の範囲で設定でき、建物は5,000万円、家財は1,000万円が上限となっている。地震保険の加入率は、2010年の全国平均で23%と決して高くない。しかし、今回の地震を受けて地震保険の問い合わせが殺到しているとの情報もあり、加入率もアップしていくと思われる。



   現在の投資状況  資産合計 343,922円   (104,078円の含み損)

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