2011年4月1日金曜日

大連立?!

4/1(金) 日経平均株価 9,708円で終了!  前日比46円安

 週末ということもあり様子見ムードが強く、日経平均株価は小幅安で終えた。本日はいくつかの大きなニュースが飛び込んできた。
 まず日銀は本日、3月短観を発表した。業況判断指数(DI)は、代表的な指標である「大企業・製造業」が前回の昨年12月調査より1ポイント改善しプラス7だった。ただ、回答の約7割は東日本大震災前であり、地震後の景況感が十分反映されていないため、震災前と後に分けて回答を再集計し4日に公表する異例の措置を取るとのこと。
 また政府は昨日、東京電力について公的資金による出資を通じて政府管理下に置く方針を固めた。さらに公的債務保証も検討しており、資本の過半数を超える出資は行わないものの、国がある程度経営に関与するため出資規模になるの見通しを示した。東京電力の株を保有している個人や企業が多数いるため、そう簡単に上場廃止とするわけにはいかないだろう。我々の年金資金を運用している基金も東京電力の株を保有しているようだ。
 ところで、にわかに民主党と自民党の「大連立」が現実味を帯びてきた。自民党の谷垣総裁を総理に、民主党の仙谷官房副長官を副総理にとの構想である。「大連立」があるとすればタイミング的には、今が一番可能性が高いだろう! 大震災の危機的状況を一致団結して乗り切るという大義名分があるからだ。もし「大連立」が
成立したとすれば、政局は安定するため一時的には株価にはプラス材料となるだろう。しかし、中長期的にはマイナスに作用するのではないかと危惧している。なぜなら、二大政党制を掲げて勝利した民主党のはずで、今後の政治を考えると政権交代がなければ市民の声を政治に反映することができないと思われるためである。
 もっとも、「大連立」のその後の展開として、政界再編の動きが加速し、再度二大政党が誕生することもあるかもしれないが・・・。

  現在の投資状況  資産合計 343,922円   (56,078円の含み損)

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