2011年4月7日木曜日

悪材料 続出!

4/7(木) 日経平均株価 9,590円で終了!  前日比6円高

 本日は小幅な値動きに留まり、前日より6円高で終えた。あらたな原発関連のニュースはなく、騰落レシオの数値も83となっており、ちょっと動きづらい展開となっている。

 ところで、本日いくつか良くないニュースが発表された。まず、オフィスの空室率についてであるが、オフィス仲介大手の三鬼商事が7日発表した3月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)オフィスの平均空室率は前月比0.09ポイント悪化の9.19%となった。上昇は3カ月連続で1989年の調査開始以来、最も高かった。大型新築ビルの完成などで募集面積が増えたためという。空室率は昨年後半以降8%後半~9%台前半で推移しており、都心のオフィス空室率の底打ちの兆しはいまだに見えない。東日本大震災や福島原発事故で景気にも影響が出れば、さらに空室率が上昇する可能性もある。
 
 また観光についてのニュースで、東日本大震災の影響で海外からの観光需要が冷え込み、中国人観光客でにぎわっていた東京・銀座の百貨店や秋葉原の家電量販店も、来店客が急減している。さらに直接の影響のない大阪城や清水寺など関西方面についても旅行のキャンセルが相次いでいる。原発問題はなかなか事態が収集されず長期化することが予想されるため、小売業や観光業等、経済活動への影響が懸念される。
 
 一方、海外のニュースでは、4/6にポルトガルが、欧州連合(EU)に緊急金融支援を申請したとのこと。追加財政再建策が3月23日に議会で否決され、自力での再建が困難になったと判断した模様。支援規模は600億~800億ユーロ(約7兆3,000億~9兆8,000億円)になると見られる。EUに支援を申請するのは、2010年5月のギリシャ、同11月のアイルランドに続き3カ国目。ワールドカップを制覇したスペインも財政危機の状況にあり、欧州財政不安は収束の出口が見えない状況が続いている。

 この3つの悪材料のうち、特に3つ目が厳しい! 以前から欧州の財政問題は懸念されていたが、このタイミングでとは・・・。 さすがに今夜のNYダウ、明日のNikkei共に下げるんじゃないだろうか。状況によっては、1万円の回復は当分見込めないとの見方に投資方針を修正して、損切りも視野に入れないといけないかもしれない!

   現在の投資状況  資産合計 343,922円   (76,078円の含み損)

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